読んだもの。

ところで昨日は書くことがあったのでした。

ネタばれ含みます。
夜勤の休憩時間を何度か積み重ねて読みました。
こういう多視点的な話は結構好きで、なかなか面白かったです。
中盤以降急展開だった割には謎は何にも解決しないまま終わりましたが、急展開で仲睦まじくなっていきましたね。闇金業が露見したことも吸い込まれたカップルもそのまんま。
これを投げっぱなしと捉えるのかどうかは人によって微妙なところですけれども、あとがきにあるように主題は「主観と客観」なので、闇金で借金が膨れ上がってもモブカップルが野垂れ死んでも、それは瑣末なことなんでしょう。そういう話もあるんだな、と少し感心しました。
あと、ラノベ自体はそんなに数を読むほうではないのでよくわかりませんが、最後のような直接的な描写も珍しいような気がします。
そもそも中学生程度で異性観が滞っている身としては、恋愛の延長上に性的な行為や感情があるというのが何となく納得のいかない気分ではあります。えろいものが嫌いだったり苦手だったりするわけではないけれど、なんとなく別物という認識。ついでに他にもいろいろ思うところはありますけれども、長くなりそうなので別の機会にでも。
  
キャラとしては、主人公と同様に序盤からずっと「まじ糞女だなこういうキャラ嫌いだわー」などと思っていたのに読み終わったら可愛かったので悔しいです。
あとはだいたい比企谷さんクローンと、噛ませ万能イケメン君と、変態女教師と、出番がほとんどない姉、という感じ。
 
まあ、概ね面白かったです。
何を読んでも概ね面白かったといっている気がしますが。