166、人間合格。

日記です。
昨日は予告通りとても眠かったりしたので書きませんでした。
よって困っちゃいますね話は無期限延期です。
でも常にネタがないからすぐにでも書くかもしれません。
 
例のほうれん草を食べました。
まだ悪くなる兆しはなかったです。
あとついでに残っていた午房と冷凍庫にあった肉を使いきったので、現在冷蔵庫には牛乳とチーズとバターしかありません。
乳製品屋さんかよ。
 
 
1つネタ切れ対策に考えたのは、あいうえお作文よろしく50音順で好きなこととかなんか思いついたこととか書いていく連載みたいな。
ちなみにそれを始めると困っちゃいますね話は1番最初に出てきます。

まいいや。
それは気が向いたらやります。
 
 
なんとなく、昨日だか一昨日だかはあまり精神的にすぐれなかったような記憶があり、色々と思い出していました。
特にこれといって何かあったわけでもありませんけれど。いやまあ職場で怒られましたけれど、それは日常なので。
 
 
僕は文学なんて全然知らないし、まあ多少の興味もないではないんですけれども文学以外の何かと比べてもこれといって、という興味のレベルです。
ラノベみたいな娯楽作品を除くと、単純に小学校〜高校の国語の教科書くらいでしか読んだことがない人生です。
別に人間失格も読んだことありませんけれど、適当に人間合格とか書きました。思い入れがある人、ごめんね。
でも合格の反対は不合格なので、人間適格辺りが正しいパロディなのかな。
 
どうでもいいですね。とてもどうでもいい。
まあそんな非常に薄い文学遍歴の中で、とりわけ印象に残っているのが「山月記」です。
山月記自体は実は読む前から某ラノベの影響で予め存在を知っておりましたけれど。
 
 
ネタばれです(ネタです)。
 
これは明確に、以前ここに書いた記憶があるんですけれども、李徴がとても羨ましい。
作中では自尊心だの羞恥心だの怠惰だのに耐え切れず狂を発して虎になったとかなんとか。
まあそういうことで思い悩むことは、誰しも1度や2度では済まないほどある、とまではいいきれませんけれど、まあ割と平凡な悩みなんじゃないでしょうか。
そんな感じで精神的に不安定になるというか低め安定で延々推移していった結果が李徴なんだと思います。
 
こういう自分自身を責めるよう精神的苦痛は、心がすり減るとか折れるというより、どちらかというと真綿で絞められるというか、プレス機で徐々に加圧されて不可逆に変形していく金属みたいな、そんなイメージが僕の中にはあります。あるいは大きな挫折をしたとか親しい人を亡くしたなんて時は折れる表現も適切なのかもしれませんけれど。
徐々に形が変わっていくのでどこまでが正常でどこからが異常なのか、ボーダーがはっきりしません。
大なり小なり苦しんでいる多くの人はギリギリ形を保っているんだかいないんだかで、耐え切れなくなって潰れてしまったのが所謂鬱だったり、自殺してしまったり。僕も多くの人の一員なので、ギリギリ形を保っている、と自分では思っています。
 
でも李徴の場合は、圧をかけた結果、潰れることなく弾けてしまいました。で、その結果虎になります。
作中ではまだ僅かに自我が残っており、虎になることを嘆いているようでした。
でも完全に虎になれば自我を失ってしまい、きっと自尊心も羞恥心も怠惰も感じずに生きていけるようになるんだと思います。
 
大抵の場合、発狂して後先考えられなくなったときにすることといえば、自分なり他人なりに対して普段理性の部分で抑えているような行為と相場は決まっています。
即ち自傷したり、暴れまわったり、犯罪をしたり。まあこれは偏見ですけれど。
その結果捕まってしまったりしても人生は続きますが発狂前よりもさらに状況は悪くなります。
最悪の場合は痛かったり自殺してしまったり死刑になってしまったりします。
死ぬのは嫌ですし痛いのは死ぬのとおんなじくらい嫌です。
 
別に虎になりたいとは思いませんけれど、李徴になりたい、なんて思ったりはします。
つまり、虎になり、自尊心やらなにやらを忘れ、ついには虎になりたくなかったことすらも忘れて生きていく。
しかも「虎」。他の一般的に醜いとか害獣とされるような動物ではなく、どちらかというと凛々しいとか強いというような、比較的高評価な動物なんじゃないでしょうか。まあ動物に貴賤はないですけれどもね。
そんな感じで、高校の頃だったかあとで思い返したんだったかは覚えていませんけれども、たぶん10年くらいは憧れ続けています。
 
で、これ、よくよく考えたら仏教でいう悟りを開くとか解脱とか、そういう概念なんじゃないか、みたいなことに最近気が付きました。
こんなことをいったら仏教に詳しい人からも文学に詳しい人からも虎に詳しい人からも怒られちゃうかもしれませんけれど。
 
 
 
ちなみに、教科書に載っていた、論説文ではない文章で印象に残っている話がもう一つ。
檸檬」です。
THE☆根暗。
自分でも笑っちゃう。