92、奇特。

お休みで、起きたら12時を過ぎていたし散髪はしませんでしたし本屋さんに欲しい本は売っていませんでしたけれど、予定通り図書館に行きました。いや、予定ではもっと早い時間に行くつもりだったことはこの際伏せておきます。
 
図書館では本を借りるわけれもなく、持ち込んだ本を延々読んでいました。あと家計簿付けたり。
年末年始頃はおんなじ目的で喫茶店を利用していたんですけれども、それ以上にお金もかからずいい感じですね。
で、読んだ本がすごくよかったので共有したいんですけれど、ついったー、というか知り合いが見ているところで挙げるのもなんだかなという気もするのでこっちに*1
 

これです。まだ95%くらいしか読み終えていないんですけれどもね。
最近ツイッターのほうで徒ににフォロー数を増やした結果巡り合った著者で、発達障害(主にADHD)向けにライフハックを考えたり、食べ物の話をしたり、延々レスバトルを繰り広げたりしています。
この本はそのライフハックについてのネタで、ビジネス本のようなタイトルですけれどその実はビジネス以外の生活とか考え方にもわたっている感じです。
 
僕は一応借金玉氏とおんなじ薬を処方されているのですけれど、通っている医者から診断結果を言い渡されたわけではなく*2、なんとなくボーダーのような気がしている*3感じで、著者ほどハチャメチャでもなく秀でている能力もなく二次障害もひどくなく、という状態(自己分析による、当社比)なんですけれど、考え方や失敗談の例などはかなり似ている部分もある、というか共感する*4部分が多かったです。終始「自分のことだ」とうんうん頷きがら読んでいました。僕が感じたりしていることをうまく言語化してくれていると思います。
 
で、そういう人向けに、それこそちゃんとしたビジネス本の様相に翻訳したものではなく、当事者の生の声というか、実践的アプローチとその効果、それとデメリットみたいなものが書かれているように思います。
もちろん職も違えばその他環境も異なるため、そのまま100%を自分に当てはめてうまくいくかというのは難しいところですけれど、そこは前書きだかどこかにもある通り、やってうまくいかなければアレンジするなり他を試すなりで、うまくいくところだけを吸収出来たらいいね、という感じです。
 
一番共感したのは「ハム将棋を17時間」とか「マインスイーパを延々やり続ける」のあたり。
僕は将棋がとても弱くハム将棋に勝てないため代わりにこまおを無限にいたぶっていましたけれど、去年の今頃は次の日も仕事だから早く寝なきゃと思いながら夕方から27時くらいまで延々指しつづけたり、修士の頃は昼頃に大学に行き夜が明けるころまでマインスイーパかスパイダソリティアをしていた時期がありました。無職の頃はドミニオンオンラインでしたね。
これ、過集中が原因だと思っていたんですけれど*5、鬱の症状というか初期段階という指摘があり、なるほどなと思いました。確かに修士から無職の頃は精神が底値でしたしね。
なんとなく鬱といわれると違う気がする、例えばネットの鬱自己診断をすると鬱判定を頂きますけれど他にも多くの人が鬱判定であったり、病院でも中度の鬱といわれても重症例をみると甘えかななんて思ったりして、あるいはカウンセリングや薬で儲けたいからそういわれているのか、みたいな。
実際に自分が鬱かどうかは定かではありませんけれど、こう、やりたいこともやらなければいけないこともできずにただただ無意味にこまおをいたぶったり地雷を処理し続けるのは身に覚えがありすぎました。
 
非常にタメになったし、何より「理解してもらえた*6」というところでとっても良かったんですけれど、しかしこれを知り合いに勧めるにはカムアウトしていることと同義*7だし、相手から「自分が同類だと思われている」と思われるのもなんだかなという気がするため、あんまり知り合いが見ているところでは挙げづらいなあ、という事でこっちにだけ書きました。
症状については本人の特性だから隠す必要はないという意見もわからなくはないですけれど、世の中一般がみんなおんなじものの見方をしているわけではなく、そういう色眼鏡で見られたくないという気持ちは少なからずあります。できれば無色透明で公明正大に見てもらいたいという思いと、でも公明正大でに見られたらただの劣った人間だんという実情の狭間。
そういう部分、前書きにある「ジョブズではない」に通じていて、僕から見れば借金玉氏はある意味ジョブズと同列、傑出した能力(とそれに付随する大きな欠点)を持っているように感じて、*8発達部分でもボーダーライン上なんだなというように思います。
 
 
とりあえず今度、休みを取って遠くのビジネスホテルに連泊、やってみたいと思います。あと本質箱。
やっていきましょう。

*1:小出しに感想を書いているけれど

*2:確定しないと処方されない薬ではあるのである意味診断されているけれど言質を取っていない

*3:ASDも診断されてないしされても何か薬とかが処方されるわけではないけれど疑いが強い

*4:あるいは共感してもらえたと感じる

*5:原因の一部であることは疑いようもないけれど

*6:または理解してもらえる人がいる

*7:別に隠しているわけでもないからいいといえばいいけれど

*8:医者の判定はともかく