66、妾。

昨日と比べてかなり体調がマシになり、無事に予定を済ませました。
大学の研究室の同窓会のようなもの。
 
昔から、久々に会う人とどう接していいのかとても迷います。
以前にこの人と会ったとき、どんな自分だったんだろう、と。
もっと正確いうと、どんな自分を演じていたんだろう、という感じ。
以前の自分に対して連続的に、違和感なく、今の自分として存在できているだろうか。
そんなことをついつい考えてしまいます。
しゃべり方だったり考え方だったり、結構その時々でいろんな影響を受けやすくて、その時の自分がどんな自分だったか、さっぱり思い出せません。
自分自身に芯が通っていないような、そんな感覚。
 
俯瞰して考えれば、考え方とかが変わるのもみんなよくあることだし、それに一々目くじらを立てるような相手ではない、そもそも相手はそんなことに興味はないという事もわかるんですけれども。
それを気にしてしまう時点で、自身の空虚さを実感してしまいます。
 
大学くらいまで、一人称は「俺」だったような気がします。
でもいつだったか、自分が「俺」と自称するのが不遜というか、偉そうだと急に思い始めて、それ以来「僕」を使うようになった気がします。たぶん修士の頃。
未だに「僕」を使うのも慣れず、かといって「俺」に戻すのも抵抗があり、何ともいえない感じになります。
ビジネスの場では「私」で何とかなるので、その点では困らないんですけれど。
 
雑な敬語も同じ。
基本的に使い分けができなくなりがちなので、職場での後輩でも同期でも基本はおんなじ対応ができるよう、それっぽい敬語。
先生を「お母さん」と呼ばないための防衛策、みたいなものです。
これも大学の後半くらいから修士にかけて変わっていったような気がします。
 
今日は自分は上手に自分のふりができていたんだろうか。
そんなことをいちいち考えながら生きていけないことが何より虚しいと思いました。
 
 
あ、会自体は楽しかったです。予想より多くの知り合いが来ていたしね。